キャンパス

いつの日 ( ひ )かまた会 ( あ )おうと手 ( て )を振 ( ふ )る　君 ( きみ )の笑顔 ( えがお )を永遠 ( えいえん )にやきつけた

そうだねと答 ( こた )えた僕 ( ぼく )の顔 ( かお )は　上手 ( じょうず )に　上手に　笑 ( わら )えていたかな



大好 ( だいす )きと書 ( か )いたボールはまだ渡 ( わた )せないまま

僕の胸 ( むね )をゴロゴロ転 ( ころ )がり　くすぐったいんだ



このままじゃいられなくても　これからに流 ( なが )されても

決 ( けっ )して変 ( か )わらない　決して汚 ( よご )せない　ぼくらだけのキャンパス



ごめんねと言 ( い )った君の答えを　見 ( み )つめて　探 ( さが )して　歩 ( ある )いて行 ( い )くから



大好きと書いたボールの文字 ( もじ )は薄 ( うす )れてくけど

放 ( ほう )り投 ( な )げる強さも　捨てるズルさも無くて



過 ( す )ぎて行く時 ( とき )の中 ( なか )で　変 ( か )わりゆく空 ( そら )の下 ( した )で

決 ( け )して忘 ( わす )れない　決して解 ( と )けない　絆 ( きずな )がきっと強 ( つよ )さになる

雲 ( くも )の様 ( よう )にちぎれやすくて　虹 ( にじ )の様につかめなくて

決して戻 ( もど )れない　決して汚せない　ぼくらの青 ( あお )　キャンパス



恋 ( こい )も夢 ( ゆめ )も終電車 ( しゅうでんしゃ )もごちゃまぜ追 ( お )いかけた

君の手 ( て )を握 ( にぎ )ると「痛 ( いた )い」と言った

恋も夢も涙声 ( なみだごえ )も生 ( い )きる全 ( すべ )てだった

君の目 ( め )を見 ( み )ていた　本当 ( ほんとう )がいつも言えなくて…



このままじゃいられなくても　これからに流されても

決して変わらない　決して嘘 ( うそ )じゃない　僕らが今出会 ( いまであ )えた事 ( こと )

鳥 ( とり )の様に自由 ( じゆう )なのに　風 ( かぜ )の様に寂 ( さび )しかった

決して戻れない　決して汚せない　涙で塗 ( ぬ )ったキャンパス

ボクらだけのキャンパス